藤庭園緑化マガジン

春の庭のお手入れポイント

2022/03/04 up!

四季のお手入れのポイント。

1年を通して、季節ごとのお手入れを行う事で植物の健康を保つことができ、
病害虫の被害からも守ることができます。
植物はお手入れを積み重ねることで、美しく葉を茂らせ、花を咲かせ、実を付け、
庭先を表情豊かに演出してくれます。
また、花木の成長とともに、庭という空間の深みが増していきます。

今回は「春の庭」「夏の庭」「秋の庭」「冬の庭」
季節ごとに必要とされる植物のお手入れのポイントを紹介していきます。

夏の庭のお手入れポイント
秋の庭のお手入れポイント
冬の庭のお手入れポイント

日ごとに暖かさを増していく春は、その年の秋に花を咲かせ実をつける植物の種蒔きや、
新たな庭木を植えてみるのにも適した季節です。
土の温度が次第に上がり、植え付けた苗や球根も育ちやすい春に、庭の花壇に新しい花を植えたり、
一角をリニューアルするなど、思い切った庭の模様替えにチャレンジするのも良い季節です。
ここでは庭の草花の春のお手入れについてお話します。

「寄せ植え」のポイント

春は、色合いや成長具合もさまざまな花木が植えられるのに適した時期です。
ここでは花木の魅力をさらに引き立てる「寄せ植え」を行う時のポイントを紹介します。

・植える場所ごとに考える
いろいろな形の鉢やプランター、花壇など植える場所はさまざまです。
地面なのか、高さのある場所なのかによっても植え方を変えれば、花木を美しく見せることができます。
「手前を低く、奥を高く」が寄せ植えの基本ですが、眺めた時の形状のレイアウトを先に考えてから植えるのがコツです。
同系色を集める、中央を高くサイドを低く見えるように植えるなど、
アレンジのアイデアは無限に広がり、楽しくなります。

・植物を選ぶ時は特徴をチェック
寄せ植えした後、1種類だけ背が伸びすぎてバランスが崩れたり、
1種類だけ増えすぎて他の花木を追いやるといったことはよく起こります。
このようなことは、いくつかの対策である程度は防ぐことができます。
まず、その植物がどのくらい生長し増えるのかといった特徴を、苗などを購入する売り場の掲示をよくみてください。
それを知っておくだけで、横にスペースを取って植えたり、
同じような高さになる花木を寄せ植えするなど備えができます。
また、寄せ植えした後で特徴的な植物と分かった時は、きめ細かく手入れをしましょう。
剪定して高さや幅を整えることを繰り返せばバランスをある程度保つことができます。

☆職人の目線☆【寄せ植えは環境との共存が大事】

職人の世界でいう寄せ植えは、庭全体を考えたものを指します。
植物を選ぶ場合には、庭全体のデザイン的な部分も大事ですが、
同じ植物でも環境によって違いが出るため目利きと経験値で判断します。
植物には強い植物と弱い植物がありますが、強い植物ばかりが育つかというと環境によってはそうではないため、
環境と植物のバランスを見ながら共存させていきます。

 

植物の特徴を知って、環境と植物のバランスを見ながら共存させることで花壇を美しく保つことができます。

花壇の美しさを保つポイント

寄せ植えや花壇の花々の美しさは、できるだけ長く保ちたいものです。
花の一輪、一輪は寿命が長くなくても、次々に花を咲かせるものも多くあります。
ここでは、美しい状態をバランスよく保つ方法を紹介します。

1.花がら摘み

花を長く楽しむために、咲き終わった花は、花びらだけではなく花の付け根から一つずつ摘み取ります。
これを行うことで、エネルギーが種づくりに向かうことを防ぎ、新しい花を咲かせる力を保つことができます。

2.摘芯

枝葉がおう盛に広がる種類の場合、次第に花と花の間隔が開き、間延びする見栄えになることがあります。
そのようなことを防ぐ作業が「摘芯」です。
特に、ペチュニアなどのように先端に花がつく植物に効果的です。
勢い良く伸びてきた若い茎を下に数枚の葉を残して切り、横に枝分かれして伸びたら、
その先も葉を数枚残したところで切ることを3回ほど繰り返します。
茎数を増やし花の数を増やすことで密集した花の美しさを味わうことができます。

3.切り戻し

「切り戻し」は、樹木でいう剪定のことです。
花の咲く期間が長い植物は茎をのばすために力を使いすぎて花つきが悪くなることもあります。
暑い季節の前に短く茎を切り戻すことで株が使う力を保つこともできます。
植物は切られた刺激を受けて、またよく生長するようになります。

春は様々な植物が楽しめる季節ですね。

次は、暑い夏の庭園管理についてのお手入れについてご紹介いたします。

夏の庭のお手入れポイント
秋の庭のお手入れポイント
冬の庭のお手入れポイント

 

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